社会人1年生の頃に心に誓った2つの事

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今日の歩数……9061歩
今朝の血圧……140―95
今夜の血圧……129―88
一昨日の水曜日に朝日新聞の話を書いたので、別の新聞社の事を思い出してしまいました
それは、今から43年前の社会人1年生で、広島のローカル放送局でアナウンサーとしてのスタートを切った頃です
ローカル放送局では、アナウンサー専任で居られる訳は無く、アナウンサー兼放送記者兼カメラマン兼報道車の運転手兼~と『兼』がいっぱい付いた、何でも屋でした
社屋の横に、太田川という一級河川が流れていました
ある日、対岸でパトカーや救急車のけたたましいサイレンが聞こえ騒がしくなるのに気付き、報道デスクに報告すると『DRカメラを持って取材して来い』という命令です
因みに、『DRカメラ』とは、ネジ巻き式の報道取材のムービー用フィルムカメラで、撮影時間はたったの3分間でした
余談ですが、これはNHKのお下がりの中古カメラでした
NHKは『皆さまのNHK』として、受信料からの豊富な資金力を活かして『キャノン・スクーピック』というバッテリー駆動の、当時の最新式カメラを使っていました
露出もオートだし、撮影時間も、かなり長かったと思います
さて、DRカメラを担いで行った太田川の対岸は、川遊びをしていた幼稚園児が急流で足を滑らせ行方不明になっている事故現場でした
既に、潜水服で川底を捜索しているレスキュー隊と、それを仁王立ちで見守る父親らしき男性、さらに側には泣き崩れている母親らしき女性の姿がありました
僕が思わず怯んでしまったのは、新聞記者や他社のテレビ局の報道カメラマン達が、泣き崩れる母親に向けてレンズを向けバシャバシャと遠慮会釈も無しにシャッターを切っているのです
僕は、仁王立ちの父親や泣き崩れる母親にカメラを向ける事が出来ませんでした
これは、プロの報道カメラマンとしては失格です
その内、通っていた近くの幼稚園に、行方不明園児の顔写真を貰いに行く事になり、新聞記者の皆さんの後を付いて幼稚園を目指していました
幼稚園までの道程で、某大手新聞社のFという記者(今でも、名前と顔をハッキリ覚えています)が、大声で顔見知りの他社の記者に話し掛ける声が聞こえて来たのです
それは、『ガキが1人溺れ死んだ位で、時間取らせるなよなぁ~』という耳を疑う発言でした
まだ『行方不明』で、亡くなったと決まった訳ではありません
それに、幼稚園の近くです
行方不明の園児の家の近くで、良くそんなデリカシーの欠片も無い事が言えるのだろうと腹が立って来ました
一般の方からすれば、僕もそんなマスコミ人と一緒に見られてしまいます
その時に『あんな発言をするFの様な記者が書いている新聞は、一生読まない』と誓ったのです
それに、傍若無人に泣き崩れる母親の姿を撮した映像も写真も、僕の知る限りでは何処の新聞にも何処のテレビ局のニュース映像にも使われていませんでした
それなら、あの時カメラを向ける必要は無かったのでは無いでしょうか
もう一つ、マスコミ人として『アマチュアの感覚を、何時までも忘れないでおこう』と誓ったのです

写真は、本文とは関係~あ・り・ま・せ・ん~タブン

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