今こそ、人間が試されているのでは?

タヌキ.jpg






今日の歩数・・7343歩

今朝の血圧・・140−83

今夜の血圧・・121−73

木村秋則さんは、絶対に不可能と言われた無農薬リンゴの栽培に世界で初めて成功し、“ 奇跡のリンゴ ” として大きな話題を集めた、青森のリンゴ農家の方です
木村さんの著書『奇跡のリンゴ』は、阿部サダヲさん菅野美穂さんの出演で映画化もされています
その木村さんと、畑を荒らす狸との交流を描いた文章がありました

トウモロコシを作った木村秋則さん。
タヌキの害に腹を立ててワナをしかけた。
ある日、一匹のタヌキがワナにかかる。
木村さんは、憎たらしいタヌキに向けて棒を振り上げた。
と、そのとき・・・。
別のタヌキが、木村さんの前に飛び出してきた。
木村さんに対して、威嚇するわけでも、怖がるわけでもない。
ワナにかかったタヌキをかばうように、間に割って入ったという感じなのだ。

木村さんは、2匹のタヌキを交互に見た。
ワナにかかったタヌキは、明らかに体が小さい。
子ダヌキのようだ。
そして、飛び出してきたのは、どうも母ダヌキ。
母ダヌキは、哀願するような目で、木村さんを見上げている。とても頭上に上げた棒を振り下ろす気にはなれない。
しかし、このままだとタヌキにトウモロコシを食べられ続けることになる。

数分の葛藤があった。木村さんは、棒を捨てた。
そして、子ダヌキの足を挟んだワナをはずしてあげた。

『ワナは、足の先を挟んでいるくらいで、子ダヌキは怪我もしてなかった。
だから、すぐに逃げればいいのに、私の目の前で、母ダヌキが、子ダヌキの足をなめてあげてるのな。
私は、じっとながめているしかないわけよ。
トウモロコシを食べられて間抜けだよな。アハハハ。
しばらくして、2匹は岩木山の方へ戻って行ったよ』

それからどうなったか?
なんと、ぴたっとタヌキが姿を現さなくなったのだ。
トウモロコシも取られなくなった。
まるで、タヌキたちが会議を開いて、木村さんのトウモロコシは取らないように決めたように。
よかったよかったということになるのだが、
なんだか、木村さんの心の中はすっきりしない。
あいつら腹を空かしているんじゃないだろうか。
岩木山を見るたびに気になって仕方ない。

そこで、木村さんは、小さくて安くしか売れなかったり、商品にならないトウモロコシを、畑の隅に積んでおくことにした。
これは、お前たちにあげる分だよという気持ちを込めて。
すると、翌朝から、その分だけがきれいになくなっていた。   

地球は皆んなのもの
すべてが共存共栄!

まるで、お伽噺のような話ですが、心がホッコリ暖まります

コロナ禍は、ともすれば人と人を分断して不信感を生じ、憎悪や妬み嫉みを生み出します
これは、コロナ以上に恐い現象かも分かりません
コロナは時間が掛かっても、やがては収束に向かい何時かは終息する日も来るでしょう
しかし、一旦 分断してしまった人と人の心が再び理解し合うには、コロナ終息以上の時間が掛かりそうです
時間が掛かっても、理解し合える日が来れば良いのですが、永遠に来ないかも分かりません
コロナ禍の今こそ、人間が試されているのかも判りません

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