奇跡は起こらなかったのです

facebook_1582366339663.jpg今日の歩数・・・3258歩

朝の8時半に、スマートフォンの呼び出し音が鳴りました

画面には、京都在住の後輩のパートナーの名前が表示されました

恐れていた、来る時が来たのを察知しました

実は後輩は末期癌で、一切の抗がん剤治療を受けずに在宅ホスピスの道を選んだのです

我々がその事実を知ったのは9月で、本人はパートナーと何度も話し合って出した結論で『泣いたり喚いたりの時期は、とっくに過ぎました』と連絡が来たのです

そうは言われても、我々は心の整理が付かずに、体調の良い日を見計らって訪れたのが11月でした

その後も体調の波は在りましたが、体調が良いと言っても癌が治まる訳も無く、痛みが緩和されただけの事です

その後は、彼女のパートナーの短期出張の間に自宅へ見守りに行ったり、長期出張の際に やむ無くホスピス病院に入院した時も、見守りのために京都のホスピス病院へ行ったりしていました

癌が直る訳では無いとは解っていても、もしや奇跡が起こるのではと願ったり、何とか少しでも命を永らえて欲しかったのです

このブログにも、『理由は言えないけど、京都に来ました』という書き込みが何度か有りましたが、実は後輩の見守りの為の京都通いだったのです

後輩は62歳です

それも2年前に、今のパートナーと巡り合い結婚したのです

我々は『還暦の花嫁』として、大いに盛り上がってお祝いをしたのですが、やっと掴んだ幸せが長くは続かなかったのです

でも、彼女にとってはパートナーは『神様』だと思うのです

4人兄妹の末っ子で在りながら姉と2人の兄を見送り、父親を看取って認知症の母親を施設に入れ、昨年の夏に実家を処分して、全ての『終活』を見事に終えて逝ってしまったのです

我が後輩ながら、見事な生き様です

そんな彼女に、最期を見守る為に訪れたのがパートナーという『神様』だった様な気がします

女1人で生き抜いて来た彼女の最期に、神様が寄り添う為に現れたと思うのです

見舞いに訪れた我々の前で、彼女は『人間は誰でも何時か死ぬのよ。チョッと早いかも分からないけど、私は充分に生きたから思い残す事は無いから悲しまないで』とまで言っていました

我々も覚悟はしていましたが、やはりショックです

朝の8時半に連絡が来た時は、たまたまBSのテレビで小倉の『ぬか炊き』を紹介していたのを視ていました

数年前に、初めて行った小倉で『ぬか炊き』に遭遇してFacebookに投稿したら、いち早く彼女から『小倉にいるの?』と書き込みが在ったのです

場所は書かずに『ぬか炊き』とだけ投稿したのに『小倉と良く判ったねぇ』と返したら、『前に行った時に印象的だったから』と返信が在ったのです

ぬか炊きの映像を視ながら、そんな数年前の事を思い出していたら彼女のパートナーからの訃報連絡だったのです

これも『虫の知らせ』なのでしょうか

奇跡は起こらなかったと、想い出に浸りながら、辛く悲しい寒い1日を過ごしました


写真は、数年前の小倉の『ぬか炊き』

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