ミナミの文化発信拠点が消えてゆく

DSC_2293.JPGDSC_2279.JPG今日の歩数・・・13013歩

今日はミナミに在る小さな劇場『トリイホール』に行って来ました

来年3月で閉館するとの事が発表され、今夜は『さよならトリイホール~30年間のご愛顧に感謝 』と題した落語会の最終日でした

元々は『上方』という名前の旅館で、歌舞伎役者や美空ひばり、緒形拳らの大阪での常宿になっていました

桂 米朝師匠も落語に関する本の執筆は、上方旅館の部屋に籠って書き上げたそうです

現オーナーのご両親が亡くなって、旅館は廃業してしまいましたが、桂米朝師匠や上方舞の人間国宝 吉村雄輝(ピーターの実父)らから『若手芸人の研鑽の場が欲しい』と、旅館の跡地に建てた『上方ビル』というテナントビルの4階に、客席120席のトリイホールを併設したのです

毎月1日の『トリイ寄席』や『島の内寄席』の会場だったり、古今亭志ん朝さんの大阪での独演会は必ずトリイホールでした

特に落語ファンに親しまれたトリイホールですが、天満天神繁昌亭の誕生で『30年近くやって、ある種やりきりました』と現オーナーの鳥居社長がインタビューに答えています

個人的には担当していた漫才番組の公開録音の会場として、ほぼ月に1度の割合でお世話になったホールでした

それまでの公録は『高島屋ローズホール』~『千里セルシーホール』~『NGKスタジオ』~『パンジョホール』等を転々としていました

会場が変わると、その度に集客にも苦労しました

それが、トリイホールでの公開録音に固定してからは集客の心配も無くなったのです

某芸人さんから『お客さんは、小屋にも付く』と言われた意味を肌で感じました

今日は、そんなトリイホールの最後を見たくて、駆け付けました

今日の番組は・・・

團治郎・・・道具屋

ちょうば・・河豚鍋

春若・・・・三十石~夢の通い路

~中入~

米團治・・・本能寺

鳥居 弘昌~法話


オーナーの鳥居さんが大丸百貨店のサラリーマンを辞め、鳥居ビルのオーナーになり、その後に出家してホールの閉館後は鳥居さんが住職を務める寺の本堂となります

3階に在る小劇場『千日亭』を拡充して、来年6月には『トリイホール千日亭』として開館される予定だそうです

でも、5階に在った上方旅館当時の部屋を模した『楽屋』の雰囲気が無くなるのは寂しいですねぇ

さらに、檜の舞台や高い天井に加え、音響の設営には古巣の大先輩が関わった~という裏話を鳥居社長から聞いていたので、余計に思い入れが有り寂しいのです

因みに、トリイホールの自主公演は今日が最後ですが、来年3月までは貸しホールとして落語会や講談、劇団の公演が予定されています

ミナミの文化発信拠点の1つが消えてゆくのは、寂しい限りです


写真は、撮影が許された鳥居さん米團治さんの舞台姿と、閉館が決まったトリイホール

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