
今日の歩数……8860歩

今朝の血圧……132―88

今夜の血圧……130ー80

今日は久し振りの繁昌亭へ行って来ました

と言っても、落語を聴きに行ったのではありません

今日は、『繁昌亭大賞』の選考委員会だったのです

繁昌亭がオープンしてトリを取れる新しいスターを産み出そうと、文枝会長の肝入りで始まった顕彰制度です

当初は20数名の選考委員が居たのですが、数年後に9人に絞られました

しかも、その9人のメンバーは各全国紙の文化部の記者や落語評論家、落語の専門誌の編集者に落語に造詣の深い大学教授に繁昌亭支配人という、言わば仕事で落語を客観的に観るプロの方々ばかりなのです

僕だけが、単なる落語ファンという一般素人なのです

選考委員を9人に絞った時に、それまで居たラジオやテレビの演芸担当ディレクターはメンバーから外されてしまいました

理由は、日頃から繁昌亭に足繁く通って舞台を観てくれている人に選考委員をお願いしたいから~との事でした

現役の放送局のディレクターが、昼席を覗けるのは公休日ぐらいしか物理的に無理でしょう

逆に言えば、公休日にも覗きに来たディレクターは居なかったという事でもあります

その点僕は、ちょうど早期選択定年を1年後に控え、代休年休を消化中だったのでたまたま足繁く通う事が出来たのです

あれが現役続行中なら、デイリーの仕事に忙殺されていて昼間の繁昌亭へ通う余裕なんて、とてもじゃ無いですが無かったでしょうし、公休日も土曜日はウィークデイに遣り残したデスクワークの為に出社していましたし、日曜日は毎週の様に中央競馬会のお偉いさんにご挨拶に阪神や淀へ行っていましたから、繁昌亭へは行けていなかった筈です

そう考えると、55歳の早期選択定年はタイミングが良かったのですねぇ

もっとも、会社はラインの管理職が早期選択定年の制度を利用するのは想定外だったそうで、僕の退職後に制度自体をアッサリ廃止してしまったそうです

さて、繁昌亭大賞も今年で12回目となります

一昨年から『大賞』と『奨励賞』の2部門だけになりました

今年の大賞と奨励賞候補には9人の名前が上がりましたが、意見は分かれなかなか纏まりません

ようやく落ち着くところに落ち着いて、ホッと一息です

この後は、文枝会長と受賞者が揃って記者会見が行われますが、早々に帰って来ました

明日の朝刊の片隅に載るのでしょうが、大賞は林家染雀に、奨励賞は笑福亭喬介に決定です

受賞者に『おめでとうメール』を送信したら、芸風には似合わない殊勝な返信メールが届きました

写真は、繁昌亭と上方落語協会ビル


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