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zoom RSS ラジオも落語も小説も、想像力を刺激する

<<   作成日時 : 2017/02/27 21:47   >>

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今日の歩数……12245歩
今朝の血圧……130―78
今夜の血圧……147ー83
直木賞作家で時代小説の名手、山本一力さんが、落語の人情噺を小説にしています
元々、古典落語の完成されたストーリーが在るのですから、落語が好きなら簡単に小説化できそうな気がしました
でも、実際は違ったようです
山本さんは『落語は、物語をギュッと凝縮したエキスのようなもの。ゼロから登場人物を作り物語を組み立てるよりも、ずっと難しかった』と話しています
表題作の『芝浜』は、夫を立ち直らせるために一世一代の嘘をついた妻と、その嘘を許し感謝する夫婦の愛情をほろりと描くあらすじはそのままに、より細やかに江戸の街並みや夫婦の生活が活写されています
落語ならばマクラの後に、夫と妻の会話で物語が進んで行くのですが、山本一力さんの筆に掛かると江戸の街並みが生き生きと描かれ、下町に暮らす庶民の生活が見えて来ます
舞台は嘉永4年(1851)の暮から始まり、夫が31歳、女房が25歳という設定です
腕の良い魚屋さんが、何故ぐうたら亭主になってしまったか、又その原因が自分でも有るため妻は後ろめたさで許してしまった〜というシチュエーションが、落語だけでは知らない〜気にならない話が、説得力の在る筆で迫って来ます
最後は、読みながら泣いてしまいました
山本さんは、『口伝の落語にはない部分を新たに構築したり、すっと流す部分をしっかり描いたり、小説ならではの楽しみがあった』と語っています
高知生まれの山本さんは、幼い頃からラジオから流れる落語を聞いていて、東京に移り住んでからは寄席通いもしたのだそうです
映像と違って、落語も小説も聞き手や読み手の想像力で、その世界はどこまでも拡がります
想像力が豊かな人ほど、その世界観は大きく拡がりを見せるのです
それは、ラジオの世界も同じなのです
映像を視てしまうと、答えは万人に共通する1つだけです
それが、ラジオも落語も小説も、聴いたり読んだリして思い描く像は人それぞれなのです
表題作の『芝浜』の他に『井戸の茶碗』『百年目』『抜け雀』『中村仲蔵』が収められています

写真は、落語小説集 芝浜

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